外気温が低い時の震度5
2026/02/02
冬期・外気温が低い状況で震度5クラスの地震が起きた場合の「初期行動」の考え方は、以下のようになります。
________________________________________
冬の震度5地震|初期行動の基本原則
冬の地震では、
①身の安全確保 → ②火災防止 → ③低体温対策 → ④余震への備え
この順番をほぼ同時進行で行うことが重要です。
________________________________________
① 発生直後(0〜1分)|命を守る行動
・まず しゃがみ、頭を守り、揺れが収まるまで動かない
・テーブルや丈夫な家具の下に入る
・寝ている場合は、布団や枕で頭部を保護する
※ 冬は厚着や布団があるため、頭部保護には比較的有利です。
________________________________________
② 揺れが収まった直後(1〜5分)|火の始末を最優先
・ストーブ、ヒーター、コンロをすぐ消す
・電気毛布や電気ヒーターの電源を切る
・可能であればガスの元栓を閉める
・ガラス片対策として靴を履く
※ 冬場は暖房器具による地震後火災が最も危険です。
________________________________________
③ 同時に行うべき行動|体温を守る
・コート・ダウン・帽子などをすぐ身につける
・毛布やブランケットを体にかける
・濡れた衣類はすぐに着替える
※ 停電が起こると暖房は使えない前提で行動します。
________________________________________
④ 情報収集と余震への警戒(5〜10分)
・ラジオやスマートフォンで正確な情報を確認
・家族や周囲の人の安否を確認
・倒れやすい家具や照明から離れる
※ 震度5クラスでも余震は必ず起こると考えて行動します。
________________________________________
⑤ 屋外避難は慎重に判断
以下の場合は、無理に外へ出ない判断も重要です。
・建物に大きな損傷がない
・火災やガス漏れが発生していない
・室内で暖を確保できている
冬は、外に出ることで低体温症のリスクが高まります。
________________________________________
冬の地震で特に注意すべき3つのリスク
1.火災:暖房器具の使用中断を最優先
2.低体温:まず着込む・包まる
3.転倒・怪我:靴を履き、暗所に注意
________________________________________
事前に備えておきたいこと
・寝室に「靴・懐中電灯・上着」を置く
・ストーブ周辺に倒れやすい物を置かない
・モバイルバッテリーを常備
・家族で「冬の地震時行動」を事前共有
________________________________________
まとめ
冬の震度5地震では
「逃げる」より先に「守る・消す・温める」
これが命を守る初期行動です。
雪国にスキーに行った際の震度7対策
2026/01/14
家族連れで年末年始の休暇で雪国にスキーに行った際に、震度7の地震に遭ったらどのように行動すれば良いと思いますか?想像しただけでもゾッとしますよね。
雪国のスキー旅行中 × 震度7は、地震+寒さ+家族連れという“複合リスク”。
でも、判断の軸さえ押さえておけば、生存率は大きく上がります。
落ち着いて、順を追っていきましょう。
________________________________________
【結論の要点】
👉 最優先は「家族の命を守る → 寒さから守る → 二次災害を避ける」
👉 雪国では「屋外=安全とは限らない」のが最大の落とし穴です。
________________________________________
① 地震発生「その瞬間」の行動(最初の1〜2分)
屋内(ロッジ・ホテル・レストラン)
・テーブルの下 or 壁際で頭を守る
・窓・暖炉・売店棚から離れる
・スキー板・ヘルメットがあれば即活用(最強の防具)
屋外(ゲレンデ)
・転倒防止が最優先
・リフト支柱・ゴンドラ直下から離れる
・雪崩の可能性がある急斜面は避ける
❌ NG
・パニックで走る
・家族を置いて状況確認に行く
________________________________________
② 揺れが収まった直後(5〜30分)
家族で即やること
1.全員集合・点呼
2.防寒最優先(帽子・手袋・ネックウォーマー)
3.スマホは節電モード
行動判断の原則
・建物が明らかに倒壊危険 → 屋外へ
・吹雪・極寒・夜間 → 無理に外へ出ない
※ 雪国では
👉 「安全な建物に留まる」方が助かるケースが多い
________________________________________
③ 車に戻れる場合の注意点
・ガソリン温存
・マフラー周辺の除雪(CO中毒防止)
・エンジンは「短時間ON→OFF」
・車内でも必ず防寒着着用
________________________________________
④ 夜・長時間になる場合(生存を分けるポイント)
子どもがいる場合
・空腹・寒さ・不安で急激に体力消耗
・お菓子・甘い飲み物は立派な防災食
・「今は安全」「大人が守る」と言葉で安心を与える
家族で役割分担
・大人①:情報収集
・大人②:子どもケア
・子ども:座って体温維持(動かない)
________________________________________
⑤ 事前に知っておくと“生死が分かれる準備”
スキー旅行前にこれだけ確認👇
・宿泊施設の耐震性・非常用暖房
・**避難場所(冬用)**の有無
・スマホに防災アプリ+オフライン地図
・車に
〇毛布
〇カイロ
〇非常食
〇スコップ
________________________________________
最後に(いちばん大事な心構え)
「予定を守る」より「命を守る」
帰省・旅行・チケット・宿…
全部、命の前では後回しでOKです。
工場地帯での災害対策
2025/12/22
工場が多いエリアかつ土地勘のない街で、震度7級の地震に遭遇した直後〜数時間の避難行動を、現実的かつ命を守る優先順位でまとめました。
【結論:最優先は「その場で直ちに安全確保」→「危険地帯から脱出」→「高所・広域避難」】
________________________________________
① 【揺れ直後:まずは“その場”で生き残る】
工場地帯は特に以下の危険が高いです。
■ 工場エリア特有の危険
・倒壊しやすい鉄骨・古い倉庫
・落下物(鉄板・パレット・工具)
・タンク類の破損 → ガス漏れ、化学物質漏れ
・配管破損による火災連鎖
・コンテナが倒れてくる
・街灯・看板・ブロック塀倒壊
■ 揺れ直後にすべきこと
1.頭を守ってしゃがむ(DROP)
2.周囲に落下しそうなものがないか確認
3.屋外なら倒壊物・電柱・ガードレールから距離を取る
________________________________________
② 【1〜3分:工場地帯から“離れる方向”を最優先に判断】
土地勘がなくても次の優先順位で動きます。
■ 最優先で避けるべき場所
・工場の敷地・塀沿い
・タンクローリーや化学プラント周辺
・高い倉庫が並ぶ通り
・古いブロック塀
・川沿い・港湾の液状化エリア
■ “安全方向”の見つけ方
土地勘が無くても、次の行動が非常に有効です。
✔ 空を見て広い方向を探す
電柱・建物の密度が低い方向=安全度が高い
✔ Googleマップに頼らないで「音」で判断
・サイレンや人の声が集まる方向
・車が流れている方向
→ 避難所方向である可能性が高い
________________________________________
③ 【5〜15分:化学物質・火災の危険が出る前に“工場帯から脱出”】
■ 工場地帯の地震後に起こりやすいこと
・火災 → 延焼スピードが速い(石油・化学品系)
・爆発の危険
・配管破損 → 有毒ガス漏れ
✔ 推奨行動
とにかく工場密集エリアから 500m〜1km 離れる。
・車は使わない(渋滞+落下物で動けない)
・大通りへ出る
・建物の少ない広い場所へ逃げる
________________________________________
④ 【30分以内:海沿い・河川沿いなら即“高所避難”】
もしその街が沿岸部である場合
➡ 震度7=津波警戒レベル
土地勘がなくても、次で判断できます。
■ 高台の方向の見つけ方
・「上り坂」「橋の反対側」
・大きい病院・学校・庁舎の方向(公共施設は高台にあることが多い)
・電線の高さが高くなる方向
________________________________________
⑤ 【1時間以内:避難所を探すより“広場・公園・学校”へ】
土地勘が無い状態で避難所をピンポイントで探すと
「迷う→危険地帯を歩く→瓦礫で足止め」となるため危険です。
✔ まず目指すべき場所
・公園(広場)
・小中学校(避難所になりやすい)
・競技場
・広い駐車場
これらは建物倒壊リスクが低いうえ、
“他の避難者が集まるため情報が得られる”という大きな利点があります。
________________________________________
⑥ 【情報が取れない時の“最強ルール”】
■ 人の流れについていく
最も安全で確実。
■ 消防車・パトカーの来る方向=安全方向
彼らは避難所・主要道路に向かってくる。
■ 一番高い建物のある方向へ行かない
倒壊リスク・ガラス落下が大きい。
________________________________________
まとめ(行動の順番)
【揺れた瞬間】
身を守る(落下・倒壊から離れる)
【1〜3分】
工場地帯の危険物から距離を取る方向を判断する
【5〜15分】
火災・有毒ガス前に工場帯から500m〜1km脱出
【30分まで】
海沿いなら高所へ(津波警戒)
【1時間以内】
公園・学校などの広い場所へ
→ その後、公式避難所へ移動
災害時に救いになる行動
2025/12/04
南海トラフ地震が来て、大津波が40分後にやって来ます。
ご近所の建物が崩れている中から、助けを呼ぶ声が聞こえてきました。
その時、自分の取るべき行動は、いかなる選択でしょうか?
「助けたい」という気持ちは尊いですが、大津波が40分後に確実に来る状況は通常の救助判断とはまったく異なる“時間との戦い”になります。あなた自身の命を守ることが、結果的に後から来る本格的な救助隊によって、その方を救う可能性を残すことにもつながります。
以下は、阪神・東日本・能登でも実際に使われた「津波襲来前の救助判断の基本」です。
________________________________________
【結論:まず自分の避難を最優先】
あなたが生き延びることが、唯一の“助け”につながります。
津波が来る前の限られた40分で、素人が建物倒壊現場の救助をするのは極めて危険です。
二次倒壊・ガス漏れ・余震であなた自身が生き埋めになる確率が非常に高い。
そのため、国のガイドライン・消防庁の判断基準でも、「津波が予見される状況では、一般住民の現場救助は行わない」と明確にされています。
________________________________________
【あなたの行動ステップ(時系列)】
① まず“声の方向に近づかない”で状況判断だけする(10秒〜20秒で)
・見に行くのはNG(瓦礫・倒壊建物は素人が一歩入るだけで重機の10倍危険)
・できるのは “遠くから状況把握のみ”
■何人いるのか
■炎や煙、ガス臭はないか
■建物の傾きの度合い
※近づくと二次倒壊に巻き込まれます。
________________________________________
② 大声で「津波が来る!高いところへ逃げて!」と伝える
あなたが唯一できる最も効果の高い行動です。
・「40分後に津波!上へ!急いで!」
・「動ける人は今すぐ逃げて!」
動ける人なら、それをきっかけに自力で避難できる可能性がある。
________________________________________
③ “その建物に入り込まず”消防・警察に位置情報を伝える
あなたの命を守りながら最大限できる救助行動です。
・住所
・目印
・助けを呼ぶ声がすること
・人数(推定)
・建物の状況
これを伝えるだけで、後で救助隊が到着した時に、救命率が大幅に上がります。
________________________________________
④ あなた自身が“最優先で高台へ避難”
・近くの津波避難タワー
・頑丈な3階以上の建物
・山側の高台
※「もう少しなら助けられるかも」は、最も多くの一般人が命を落とすパターンです。
________________________________________
⑤ 避難途中で周囲にも短く声がけ
・「津波が来ます!急いで高いところへ!」
・「ここは危ない!上へ!」
※立ち止まらず、走りながら短く。
________________________________________
【なぜ“助けに行ってはいけない”のか?】
① 倒壊建物は素人が入ると、ほぼ確実に二次倒壊に巻き込まれる
消防士でさえ単独では近づかないレベルです。
② 余震で建物が倒れる可能性が極めて高い
東日本大震災では余震での二次倒壊が多数。
③ 津波は「時間で命が決まる」災害
40分は長く見えるが、
・情報伝達
・自分の避難開始準備
・周囲の声がけ
をしていると“すぐ”です。
“1分遅れた人”が津波に巻き込まれた例は多数あります。
________________________________________
【まとめ:あなたが取るべき行動】
✔ 建物に近づかない
✔ 遠くから声をかける
✔ すぐ110/119へ場所を伝える
✔ 自分が即避難して生き残る**
これが、最も“救いになる行動”です。
地震保険
2025/11/27
徳島県は南海トラフ巨大地震の想定震源域に含まれており、地震による建物の倒壊・津波被害・液状化・火災など、甚大な被害が想定されていますので地震保険の「意味」と「価値」は非常に大きいです。
________________________________________
【1】地震保険に加入する「意味」
① 公的支援だけでは生活再建が難しい
大規模災害時には、国や自治体から被災者生活再建支援金が支給されますが、最大でも300万円程度にとどまり、住宅の再建には到底足りません。
一方、地震保険に加入していれば、生活再建の初期資金を確保でき、避難生活からの立ち直りが早まります。
② 火災保険だけでは地震被害を補償できない
多くの人が入っている火災保険では、地震・噴火・津波を原因とする損害は対象外です。つまり、南海トラフ地震の揺れや津波で家が倒壊・流失しても、火災保険だけでは一円も出ません。地震保険を付帯しておくことで、地震による損害にも補償が及ぶようになります。
________________________________________
【2】地震保険の「価値」
① 被災後の“再出発資金”を確保できる
地震保険の支払いは「全損・半損・一部損」など簡易な基準で迅速に判定され、
比較的早く保険金が支払われるため、生活の立て直しに使えます。
避難用品購入、仮住まい確保、事業再開資金など、実際にすぐ必要となる資金になります。
② 徳島特有のリスクに備えられる
徳島県は沿岸部に津波リスク、内陸部に土砂災害・液状化リスクを抱えています。特に小松島市・阿南市・徳島市沿岸では津波浸水想定区域が広く、「住宅が無事でも中長期の避難が必要になるケース」もあり、保険金の有無で生活の安定が大きく変わります。
③ 保険料補助制度・割引の活用も可能
耐震診断や耐震改修を行った住宅は、地震保険の耐震割引(最大50%)を受けられます。自治体によっては耐震診断や改修の補助金制度もあるため、防災対策と経済的備えを同時に進められます。
________________________________________
【3】まとめ:徳島で地震保険が持つ意義
「いつか来る地震」を“被害を受けても立ち直れる災害”に変える経済的備え。地震保険は「建物を守る保険」ではなく、「生活を立て直すための資金を守る保険」です。特に南海トラフ地震の影響が避けられない徳島県においては、家計の防災対策の柱として極めて重要な意味と価値を持ちます。